知人から聞いた話

いわゆる、知り合いの友人から聞いた話

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讃岐の古狸

200px-Tanuki02_1050.jpg
(ジョセフィーヌ ウィキペディアより)

耳袋より
文化三年の話だそうだ。
讃岐に善導寺と言う寺があったらしい。
寺の出納役の僧は真面目で清廉潔白であったそうだ。
しかし、ある日、お金が足らなくなってしまった。
何度計算してもやはり合わない、
僧は律儀な性格でもあったので思い詰め、そして
「こうなっては死んで詫びよう。」と決意したそうだ。

遺書をしたためていると外から声がする。
「しばし、お待ちを。」
僧が外に出てみると古狸がいる。
古狸は「なぜ、死のうとしているのですか?」と尋ねたので
僧は訳を話した。
すると古狸「明後日までお待ちください、
お金を持ってまいります。」と言う。
僧は「人を騙してお金を用意するのなら
私はそんなお金は受け取れない。」と言う。
古狸は「もっともなお話、しかし騙したり盗んでくる訳ではありません。」と言った。

それで僧が自害を思い留まると、
翌々日、古狸が小判を持ってやって来た。
僧が喜び金を見ると・・・普通の小判ではない。
僧が訪ねると
古狸は「土佐との境、人も入れぬ山奥に長宗我部国親(戦国武将)が隠した宝があります。
谷が深く、我々でも中々たどり着けないのですが
なんとかこれだけは用意して来ました。」と言う。
僧が「どうして、そこまでして呉れるのか?」と聞くと、
古狸は「私は長年、善導寺の裏山に住んでおります。
貴方が出納役になってから、仏に供える食べ物を裏山に捨てて呉れるので
食べ物に困った時でも眷属を養う事が出来ました。
コレまでのご恩をお返しさせて頂きました。
それだけでなく、貴方以外の方が出納役になれば
どんな酷い事をされるか分かりません。」と言い去ってしまった。

僧は狸に金を用意してもらったが普通の小判では無い
それで、寺の住職に事の次第を全て話をした。
住職は驚き「多少のお金が合わなくなる事はある。
だから死のうなど考えてはいけない。」と言ったそうだ。

話は続く。
埋蔵金の小判は両替のしようが無かった。
住職が困っていると、奇談が領主の知る事となった。
領主が勘定方に埋蔵金の小判の価値を聞くと
百両ほどになると言う。
それで領主は小判を召し上げ
代わりに寺に百両ほど寄進したとそうだ。

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今日は天皇誕生日なので都市伝説では無く・・・
タイの友人から聞いた話。

もう二十年以上前の話だが
タイでクーデターが起こった。
私が日本在住のタイの友人(タイ陸軍少尉)に
「おい!お前の国でクーデターが起こったぞ。」と言うと
タイの友人「大丈夫、ウチにも王様いるから。
それより、焼き鳥喰いに行こうぜ。」と言った。
友人の言う通り、数日後
王様の前に跪く、軍司令官と警察トップの映像がニュースに流れた。

友人は
「タイは小国だが王室と皇室の関係で
先進国の日本と仲良くしてもらえるから良い。」
と言っていた。

2014/12/23 記事


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中東の悪魔

220px-Iraqi_soldiers_and_Blackhawk.jpg
(イラク治安部隊兵士 ウィキペディアより
 後ろには米軍のヘリコプターが見える、兵士達は一見、米軍の様に見えるが
 銃とヘルメットが米軍装備と異なる。)

知人から聞いた話
イラクに駐留した米軍兵士の話らしい。
その米兵はイラク北部にある
比較的安全な小さな鉄道の駅に配備されたそうだ。
ある夜、米兵は新政府イラク人兵士と警備の為に南側の監視塔に立った。
深夜二時、二人で塔の上で立っていると動物の遠吠えを聞いた。

イラク人兵士はおびえ「シャイタン・・・」とつぶやいた。
米兵はそれを見ると面白がって、自ら遠吠えの真似をして声を出した。
イラク兵は「そんな事をしてはいけない。」と真面目な顔で言う。
米兵が調子に乗って遠吠えを続けていると
野良犬が集まって来たそうだ。
イラクの町に野良犬は珍しく無いが
あっと言う間に二十匹近くの犬が監視塔を包囲し
唸り声を上げる。

イラク兵は「悪の目」そんな感じの事を呟き続ける。
米兵も少し怖くなったが強がって更に大声で遠吠えの真似をした。
すると
「ドゥオーン!」と今まで聞いた事も無い大きな獣の叫び声がした。
周りの犬達も怯えて尻尾を丸める。
獣の叫び声がだんだん近づいて来た。

イラク兵は「アルファ、アル、アカバ・・・」そんな感じの事を何度も言う。
とうとうイラク兵は身に着けた装備を外すと銃もヘルメットも置いて
監視塔から逃げ出してしまった。
不思議と監視塔を包囲していた犬も四方に散る。

米兵は一人になると心底怖くなってしまった。
当直の軍曹に無線連絡した。
軍曹は「直ぐに行く、そこで待機しろ。」と答える。
米兵は暗視装置を付け叫び声がした方角を見た。
地平線は見えるが、何もいない。
監視塔の三十メートル前に鉄道が走っている、
周りよりも三メータ高く土で盛られ
その上を線路は走っていた。

すると、鉄道の向こう側から二つの光る眼が現れ線路の上で止まった。
黒い影をしている。
狂犬病防止の観点から疑わしい動物に対して射撃が許可されていた。
だから米兵は警告射撃をした。しかし光る眼の獣は動じない。
獣の足元を狙って射撃をした。それでも獣は動かない。
米兵は獣を狙って弾倉に入った残り全部の弾を
光る眼の獣に撃ち込んだ。
ようやく獣は鉄道の向こう側にゆっくりと消えて行った。

直ぐに軍曹と数人の兵士達がやって来た。
米兵は発砲理由を説明した。
軍曹は兵士達に周辺の捜索を命じたが
不審なモノは見つからなかったそうだ。
それでも軍曹と兵士達はその場に残り、陽が昇るまで待った。

日が昇り明るくなって再び兵士達は光る眼の獣が消えて行った
鉄道の向こう側を調べた。
血痕は残っていなかったが、犬にしてはかなり大きな足跡が
鉄道に沿って残っていたそうだ。

後に調べた所、逃げたイラク兵が叫んでいた「シャイタン」とは
悪魔の意味だったそうだ。



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グンマーの侍

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(写真と本文はそれほど関係しません。)

最近ネットでグンマーが注目されているが
今で言う群馬県、上州は高崎での話らしい。
ある頃から、怪しげな僧が城下で様々な不思議な術を見せた。
たちまち町人達の人気となり、
家中にも怪僧のとりこになった侍もいた。

ある雨の日、若侍四、五人が退屈しのぎに怪僧を呼んだ。
若侍達は「何か芸を見せて見ろ。」と言うと、
怪僧は「右手に銭を握って下さい。
拙僧が手の中の銭をかすめ取りますので、
左手に小刀を持って拙僧の奪おうとする手を突いて御覧なさい。」

若侍達は何度試しても、右手に握った銭を奪われ、
怪僧の手を突き刺す事は出来ない。

そこへ、壮年の侍が通りかかった。
壮年の侍が若侍達から話を聞くと
「仮にも武士が掌の物を取られるなど、
馬鹿な事があってたまるものか。
私がやってみるから取って見ろ。」
と言い銭を掴んで小刀を構えた。

怪僧は「それでは取りますぞ。」
と言い、しばらくは壮年の侍を睨んでいた。
が、やがてこう言った。
「どうやら、貴方様の品を取る事は出来ません。」

壮年の侍は「当然の事だ。
もう武士を馬鹿にするような芸はしない事だな。」
と言って立ち去ったそうだ。

若侍達が「どうして取れなかったんだ?」と
怪僧に尋ねた。
怪僧は「皆様は取ろうとする私の手を突こうとしてました。
ですので、拙僧も簡単に取れたのです。
ですが・・・あの御方は
銭を握った己の掌もろとも私の手を突き刺そうとされていました。
ですから私も取る事は出来なかったのです。」

その後、怪僧は逃げる様に高崎城下を去ったそうだ。

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パリの裏路地

280px-Paris_-_Eiffelturm_und_Marsfeld2.jpg
(パリ ウィキペディアより)

知人から聞いた話
知り合いの友人の話だそうだ。
彼の母親がフランス人だったので
夏休みにはパリで過ごしていたそうだ。
母親と、14歳と12歳の兄、そして当時9歳の彼
彼らは母親の友人が所有する
高級マンションの一室を夏の間だけ貸して貰った。

ある夏の日、兄弟三人でバットとグローブを持って公園で野球をしていた。
ボールが飛び過ぎ路地に入り
そして坂道を転がっていく。
急いで追掛けると門が空いている家の中に入ったようだ。
華やかなパリだが裏路地に一歩入ると極めて治安の悪い場所がある。
くれぐれも表通りだけ歩くようにと
母親とその友人から厳しく言われていたのだが・・・
兄弟達が気づいた時には裏路地、しかも廃屋に入っていた。

廃屋の窓にガラスは一枚も無かった、
割られたとか、破壊されたとかそう言うものでは無かったそうだ。
窓枠は付けたがガラスを最初から嵌めていない・・・
そんな感じだったそうだ。
なぜか玄関の戸は誰かを迎える様に開いていたらしい。

ボールは玄関前で見つかった、
そして
兄弟達は興味を持ち廃屋に入っていったそうだ。
廃屋には長い間、誰も入った形跡は無い。
彼は後に
「今思えば裏路地の廃屋ならギャングのたまり場になって当然。
誰も入った形跡が無い事で注意すべきだった。」
と知り合いに語ったそうだ。

部屋の中が異様だったのは
壁一面に大小様々な鏡が取り付けられていた事。
ガラスの無い窓と不気味な壁に
次兄と彼は立ちすくんでしまったらしい。
それを見た14歳の長兄は
「二階を見て来る。」と言う。
次兄と彼は止めたが、
中二病の兄はバットを持って
廃屋の階段を上がって行ったそうだ。
その間、次兄と彼は入口から一歩も動かなかったらしい。

しばらくすると、「パリーン」とガラスの様な何かが割れる音がした。
次兄と彼が二階に向かって呼びかけるが返事は無い。
二人は「どうしよう!」「誰か助けを呼びに行こう!」と
話をしていると何事も無かったかのように長兄が階段を降りて来た。

次兄が「何があったの?」と聞くと
長兄は「何も無いよ。」と答える。
彼が「僕のバットは?」と聞くと
長兄は「取られちゃった。」と答える。
彼が「誰に?大切なバットなのに。」と言うと
長兄は「怖い相手に取られたんだ、ココを直ぐに出よう。」と言いい
二人の手を引いてアパートに帰った。

以後、長兄は鏡を恐れる様になった。
パリを離れてからは益々酷くなり、外にも出れなく成った。
鏡を見ないから身だしなみは悪くなる。
長兄は金髪の美少年で社交的だったのに引きこもりとなり
家族以外とは顔を合わせない様になった。

皆が理由を聞くのだが
長兄は「知らないほうが良いよ。」としか答えない。
次兄と彼から廃屋の話を聞いた母は
友人に頼み、パリの信頼できる民間警備会社に
窓にガラスの無い不気味な廃屋に付いて調べる様に頼んだ。
母は「原因はその廃屋にあるに違いない。」と思ったのだ。
民間警備会社は「あの公園周辺に廃屋はいくつかあるが
該当する様な廃屋は無い。」との調査結果を出して来た。

長兄は今では家族とも顔を合わせなくなったそうだ。

どっかで聞いた事があるような話
多分、日本の有名なネットの怪談「くねくね」が海を渡り変化したのだろう。
元ネタ「くねくね」は続きから


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